第57回ジャパンカップ×HPCJC 報知新聞創刊150周年記念スポーツ報知杯争奪戦
選手インタビュー
S級決勝インタビュー
④佐々木豪=準決は田中誠さんのブロックを見たり、牽制があって中バンクの上を走らされた。それもあって、仕掛けが遅くなった。今は西武園オールスターに向けて、ハードに練習をやっている最中。疲れが溜まっているけど、地元だし結果を出したい。自力で優勝を狙う。
⑦志智俊夫=春先からセッティングやシューズを変えたら、乗りやすくなった。それが小松島記念の準優勝。あれで優勝していたら、最年長記録だったみたいですね。狙っていました(笑顔)。自分で何かやりたい。
③村田雅一=石塚君が早駆けしてくれ準決は恵まれた。前を残したかったけど、後ろも十夢さんだし、難しかった。決勝だけ9車にしてもらい、3着権利にして欲しかった(笑)。ハコ含めて何でもやりたい。タテ、ヨコ、斜めの総力戦です。
⑥渡辺十夢=今回は流れも良いけど、自分の状態も良いですね。仕上がっています。ただ、じじいだし、今日良いからと言い、明日も良いとは限らない(笑)。近畿で村田君に任せる。
①橋本強=準決で3着だし、決勝に行けるか結果待ちだった。最終レースは北津留君と小岩君でワンツーが決まる様に祈っていました(笑)。ちょっと伸びが甘い面もあるし、もう少し伸びは欲しい。地元同士の佐々木君の番手へ。
②北津留翼=山を登る場所では行くなと、小岩さんに言われていたけど、そこしかないと思ってしまい…。あれだと後ろはきついし迷惑をかけました。調子は普通だと思うし、疲れや夏バテもない。普段通り、自力で仕掛ける。
⑤小岩大介=同期、翼のダッシュは半端でなかった。完全に千切れたけど、最後は意地ですね。諦めない気持ちが良かったと思う。決勝も、翼が勝つ走りをやってくれれば十分ですよ。
A級決勝インタビュー
1林昌幸
立部さんとの2分戦。自分の方が4車だし数的有利はある。まだ地元で優勝はないけど、そこまで意識していない。ラインから優勝者が出れば。前回の松山は1月に走りピンピン4着だった。今回は、それ以上を求めて。自力で力を出し切る。
2立部楓真
四国勢は結束ですか。2分戦より、篠原さんが動いて3分戦の方が良かった。だけど、決まったもんは仕方ないですね。A級に落ちて、まずまずの成績だけど、内容は良くない。ただ、準決で上杉さんを併せ切ったのは自信になる。2車だが自力勝負。
3大庭正紀
九州の後ろにいるかもしれないが、コメントは決めずでお願いします。フリーな立場で走りたいので、そのコメントにしました。準決は林君の後ろが競りだったけど、東鉄也君が駆けてくれたおかげ。
4三好陽一
準決は同級生の篠原君に世話になった。ただ、今回は地元戦だし林君は同県の後輩。みんなで話して、林君の番手になりました。
5篠原龍馬
色々な選択肢があったけど、四国のラインを大切にしたい。これから林君にも世話になる。2日間、動いたけどここは地元コンビの後ろへ。
6吉岡篤志
多分、来期はS級に復帰出来る。四国で結束するなら4番手で構わない。みんなに世話になっているので。
7安東宏高
立部君は強いね。準決も全部、自分でやってくれた感じです。僕も、悪くないと思うし、番手で仕事をしながら優勝を狙いたい。
二日目勝因敗因
1R
1岡田 啓渡
今回は病み上がりで出力が上がらない。そんな感じですね。逆に、この後、レースが連戦で続く。練習を取れないし、どこまで成績が落ちるか不安です。2田中 弘章
樹里の仕掛けに任せていたので。外を踏んだけど、あれ以上は、きついですね。3塩川 真一郎
岡田君が駆けてくれたので。外でなく、内でした。内なら、もっと伸びていたかも。コース取りの失敗です。4廣田 樹里
ブーメランは作戦通り。ただ、車間が空きすぎた。自分では3車身ぐらいとって、タイミングを取るつもりが、もっと空いてしまった。自分だけ2着に届く走りで後ろに迷惑をかけた。5岡崎 昭次
岡田君が駆けてくれたおかげ。本調子ではないのに、行ってくれて恵まれた。地元だし1着で嬉しい。6瓦田 勝也
田中さんが外を踏んだので、内に行った。それで4着でした。2R
1竹内 一暢
まずは布居君が頑張ってくれたので。後ろの吉村さんのコースとか、きちんと考えないとダメだし、技量は足りなかった。2明星 晴道
山崎君に任せていたけど、福岡勢に内を掬われたのが痛かった。3横瀬 聡
布居君はカマシの方が良いんだろうね。見ていて、距離が長すぎたと思う。自分は原井君に任せていたので。4布居 大地
距離が長かった。回しているだけで掛かり切っていない感じだった。それでも後ろの竹内さんが1着だったので。5山崎 航
脚もないけど、組み立ても、甘かった。レース後に明星さんからアドバイスをもらった。6吉村 文隆
絶好の3番手だけど、思ったより伸びなかった。7原井 博斗
鎖骨骨折明け。最低限のレース。自分の思っていた展開と違った。もう少し、早めに捲りに行ければ良かったですが。3R
1篠原 龍馬
デビュー1年の子相手に、ジャンからスパート。そこで結構、脚を使った。最後は、失速して3着。初日特選で2着だから、上杉君が3着でなければ決勝に行ける。篠原君はマルかバツだから、中間の3角(3着) はないと信じたい(笑)。2阿部 兼士
篠原さんの巻き返しがジャンだし早かった。高橋君も引かずに粘ってくれたが…。3三宅 旬
展開は良かったし、高田君の組み立ても悪くない。ただ、ちょっとだけ、行くのが遅かったかな。4吉岡 篤志
ジャンでは口が空いた。きつかったけど、篠原君が頑張ってくれたので。5高田 大輔
前が併走だったけど、篠原さんが掛かっていて捲れなかった。三宅さんに申し訳ない。6高橋 綜一郎
日々、勉強です。あそこで篠原さんが来るとは思っていなかった。併走も慣れていないけど、やらないと分からないので。7三好 陽一
早めに篠原君が行ってくれたおかげ。高橋君が内にいたけど、そこは気にならなかった。最後は余裕がなくて、少し早めに踏みすぎた。4R
1立部 楓真
上杉さんに対して自分はチャレンジャーの立場だと思っていた。完璧に併せる事が出来たし、今日のレースは自信になりますね。2大瀬戸潤一郎
自分は2着権利。だから、ああ言う組み立てになったけど、最後、届かなかった。3上杉 嘉槻
脚では立部君に負けていないと思うけど、メンタルの強さで負けた。そこが問題です。4宮司 周郎
上杉君と共倒れだったけど、踏み出しとか付いて行けた。そこは収穫です。5安東 宏高
全部、立部君がやってくれたし、自分は何にもやっていない。本当、恵まれての1着です。6隅 直幸
自分は余裕なかったけど、大瀬戸君は考えながら走っていたし凄いね。7高木 竜司
外の大瀬戸君と上杉君に負けた。前がワンツーだけど5着だった。5R
1大庭 正紀
林君の後ろが競りだったし、東君が駆けてくれたおかげ。林君のスピードは違ったけど、作田君は止める事が出来たので。2林 昌幸
本当は突っ張る作戦だった。だけど、併走で後ろが見えなくて…。それと内も気になっていたから。勝つには勝ったけど、内容が良くないですね。3穴井 利久
誰だって、競りなんて行きたくないよ。だけど、行かざるをえなかったし、吉川君には申し訳ない。4東 鉄也
赤板は突っ張られない様に全開で踏んだ。あとは、林君がどのタイミングで来るかだった。荒木さんも付けてくれたし、ジャンでは腹をくくった。大庭さんが勝ち上がってくれ、それは良かった。5吉川 嘉斗
(最終日欠場) 。6荒木 真慈
穴井さんは勝負したけど、道中は中部追走と思っていた。それが3着に入れた要因です。7作田 悦章
競りの2人が内に行ったから、林君に追い上げた。途中まで付いて行けたけど、大庭さんの一発で止まってしまった。6R
1高橋 和也
ホームで畝木君を併せ切りたかったけど、スピードが違った。今回、あまり良くないですね。2中村 昌弘
畝木君のカマシが決まり恵まれた。前回の地元の落車の影響はないし、1着を取れて嬉しい。3本郷 雄三
津村君の判断に任せていたので。ちょっと、厳しい展開でした。4小林 弘和
本当は自分がスタートを取りに行く予定だったけど、取れなかった。それで津村君もきつくなったと思う。5水谷 良和
終始、余裕はあって周りは見えていた。高橋君の力があれば併せ切ると思ったけど。6畝木 聖
守谷陽介さんからは、自力選手は倒していると、慰めの言葉はもらった。1周駆け出し、もっと粘らないと。7津村 洸次郎
中団3番手に追い上げるので一杯だった。成績が良いのは、全部、人の後ろなので。今回みたいに自力だと厳しい。7R
1松尾 透
決めずとコメントしたけど、総合力で近畿ラインが本線だと思っていた。そこから直線勝負だし、だいたい考えていた通りの展開だった。ただ、暑いし、バンクも重たかった。2大石 崇晴
昨日、しょうもないレースをやっているから、今日はきっちり力を出し切ろうと。表原さんとワンツーが決まるカマシだし納得です。4森川 大輔
村上君が近畿を出さした時点できつかった。 自力で仕掛けたけど、きつかったですね。5表原 周
大石君のタイミングに任せていた。この2場所良くなかったし、勝てて良かった。6守谷 陽介
村上君は位置取りのレースをやりたかったのかも。風もあるし、バンクが重たいと、みんな言っていた。7上田 国広
森川君に任せていたし、ちょっと遠かった。8R
1宗崎 世連
宮崎君に牽制されて、巻き返しのタイミングを逸した感じですね。2宮崎 大空
中団、中団と思っていたけど、仕掛けてからの脚がなかった。中村さんに申し訳ない。3市村 昌樹
駆けてくれた小松原君と、後ろを固めてくれた武田さんのおかげです。展開に恵まれての1着です。4中村 圭志
前期の最後は準優勝。今期は、あまり流れが良くないけど、こんな時もあるので。あと、3着でも上に行けないみたいだし、レースカットの時の勝ち上がりが難しい。6小松原 正登
今日は後ろから押さえて駆けようと。中団の宮崎君が防波堤になり、駆けやすくなった。ペース駆けだから、市村さんとワンツーが決まったと思う。7富 弥昭
最後に内に行ったやつが審議ですか。まあ、セーフで良かった。9R
1佐々木 豪
牽制されて上を走らされたり、田中さんのブロックを見てしまい、仕掛けが遅れた。最後、外に回せば、橋本さんのコースが出来ると思った。内容は良くないけど、勝つ事が出来て良かった。2志智 俊夫
スンナリ中団なら、捲りと決めていた。だけど、田中君に持ってこられて、通過するのに時間が掛かった。春先からセッティングを変えて、それから感じ良く踏める様になった。3田中 誠
志智さんを一発で止められなかったのが自分のミス。俺は優しい性格だから番手から出ない(笑)。森山君も命を張って先行していると思うので。3着なら決勝に行けたけど、後ろを確認しながら走ったら、内、外、両方行かれた。橋本君は外を回してくると思ったし、判断ミスもあった。4室井 竜二
佐々木豪は上がり10秒台だろ。ごっつう凄いと思いながら、後ろで見ていた(笑)。5金子 貴志
志智さんが捲って1着だし、自分に脚がなかった。6森山 智徳
やる事はやったし、力は出し切れた。田中君が決勝に乗ってくれれば良かったですけどね。7橋本 強
豪のスピードを借りて、内に入ったけど、ちょっと届かなかった。特選5着だし、結果待ち。10R
1原田 研太朗
久田君に任せていたので仕方ない。最後は自分で踏み上げたけど、前も掛かっていたので。2松岡 孔明
絶対、四国勢は突っ張りの2段駆けだと思っていた。それが引いたのでビックリ。自分は2番車なので、四国勢の突っ張りを考えて中団に入った。3石塚 輪太郎
久田君は突っ張りかと思ったけど、ひるんでくれた。松岡さんの切り替えも見えたので、ジャンの3コーナーで腹をくくった。3着では勝ち上がれないけど、近畿3人で決まったので。4村田 雅一
石塚君のおかげ。四国勢が2段駆けで厳しい展開も想定していたけど、恵まれました。石塚君を残したかったけど、後ろに十夢さんもいるので。5山下 一輝
作戦は突っ張りだった。俺や原田君も経験があるけど、行きたくても行けない時もある。だから、今日は失敗したけど、久田君の気持ちも分かりますよ。F1で3連覇した後に、準決7着だし、それも競輪ですね。6久田 裕也
引いてからの動きが悪かった。前も見えなかったし、松岡さんが内から来て、タイミングも狂ってしまった。すみません。7渡辺 十夢
石塚君が男気を出してくれたね。絶好の展開で恵まれた。この2日間は、石塚君のおかげだし、本当感謝です。11R
2山中 貴雄
まずは薦田君の頑張りがあったので。3着では決勝に行けないし、必死に踏んだけど届かなかった。薦田君は地脚タイプだし、もっと追い着くかと思いましたが。3北津留 翼
3角の登りでは行くなと小岩さんに言われていたけど、あそこで行くしかないと思い。ちょっと、迷惑をかける仕掛けだった。脚は普通ぐらいだし、あとは展開です。4藤田 勝也
畑段君は中団、中団の組み立てと言っていた。自分に脚があれば、2着はあったかも…。5薦田 将伍
突っ張りは作戦通りだったけど、北津留さんのスピードが違った。地元で見せ場を作れただけでも。今度は、あそこから追い着く脚があると。6藤岡 隆治
薦田君の走りはあれで良いと思う。もっと経験値を積むと、良い選手になると思いますよ。7小岩 大介
翼は作戦と全然違った。ああやって薦田君は突っ張るから、捲りで良いと言ってあった。とにかく、山を登る感じの場所では、きついし勘弁。それが、あの仕掛けで(笑)。完全に千切れたけど、意地だけでした。決勝も翼が勝つ走りで構わない。初日勝因敗因
1R
1作田 悦章
体感的に三好さんのスピードは凄く良かった。やっぱり、上がりは11秒3でしたか。詰める勢いで行ってくれた。千切れなくて良かったですよ。2原井 博斗
まずは、ブーメラン。そこからの仕掛けになりました。鎖骨骨折で病み上がりだけど、最低限の走りは出来たと思う。バックで三好さんの影が見えて、そこで併せる脚があれば良かったですが。3大瀬戸潤一郎
まずは作田君は1号艇だし、ピット離れで1枠をゲットするのが役目(笑)。三好君も構えず、捲り追い込みでなく早めに行ってくれた。3着権利だし、3番手3着なら。4田中 弘章
原井君は鎖骨明けだし、思ったより仕上がっていた。最後、抜ければ準決の可能性もあったけど、原井君を抜けなかった。5三好 陽一
強くはないし普通ですよ。捲りになったとしても、ライン3人で決まる様に走った。人気に応える事が出来て良かった。2R
1高木 竜司
岡田君に粘られて脚が溜まらなかった。高橋君とワンツーかと思った瞬間に高田君が飛んできた。2岡田 啓渡
引いてはまずいと思って粘ったけど、終始、遅れ気味だった。3高田 大輔
2角で行こうと思ったけど、高橋君が後ろを見ているから、併されると思い、2センターから踏んだ。突き抜けたけど、一人、自分を応援してくれる、おじさんがいた(笑) 。知り合いではないし、不思議だった。4荒木 真慈
3番手の併走できつかったですね。微差、塩川君に勝って4着でしたか。5塩川 真一郎
俺はスタートで引っ掛かってしまった。高田君は捲り追い込みで1着だし、あれで十分。6高橋 綜一郎
ペースで駆けていたけど、後ろを併走にしてしまい、申し訳ない。2班での初勝利かと思ったけど、最後、失速して2着だった。7明星 晴道
岡田君が粘った時点で、勝ってくれと思ったけど…。3R
1東 鉄也
最低限のレースですね。中団4番手を確保して、宮司さんと一緒に勝ち上がる事が出来たので。2三宅 旬
絶好の展開を活かす事が出来なかった。山崎君が行ってくれたのに、もったいない。3廣田 樹里
きっちり、切ったつもりが、まだ東君の車輪が掛かっていた。それで中団を取れず、6番手になったのが失敗です。4岡崎 昭次
山崎君が行ってくれたけど、後ろからのスピードが違った。自分も脚がなかった。5宮司 周郎
踏んだり、やめたりがなかったし、無駄脚を使わず、東さんが中団を取ってくれた。それが一番大きい。あとは、コースの見極めだけでした。6山崎 航
自分の形に持って行けたけど、全然、掛からなかった。7穴井 利久
山崎君は一定のペースだし、掛かり切っていないのか、ペースなのか分からなかった。東君も俺達を気にしていて、前に踏まない。7番手からだし、あそこまで突っ込むので一杯だった。
コラム一覧
日刊スポーツ評論家 山口幸二
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武田一康(たけだかずやす)
コンドル出版社代表取締役社長。熊本競輪情報協会会長。
昭和23年4月24日生まれ。通称『社長』『武田さん』
小学生の頃から競輪場へ出入りし、予想台に立つ父の英才教育のもと感性を磨き、有明工業高等専門学校を中退した後に19歳から予想業に携わる。
かつてはゴルフショップや喫茶店などを経営し栄華を極めていたが、ある失敗を機に、やはり競輪が天職と悟ってからは競輪一筋。
新聞業務は実弟で圭二氏(小倉競輪場キャスター、通称『専務』)、そして幸三氏との巧みな連係プレーで毎日とどこおりなく製作されている。
2014年4月に実の長男が本社入りしたことで念願だった後継者が登場。したがって隠居は遠のいたが、そのぶん やる気と責任は倍増した。
さらにコンビニネットでの新聞販売が容易となったことによる新規ファンの開拓も、記者魂を支える大きなモチベーションとなっている。
競輪歴50数年のキャリアに裏打ちされた莫大なデータと情報を基に、歯に衣を着せぬコメントで競輪界の矛盾や問題点を様々なかたちで洗いだしており、いわば業界のご意見番的存在。
熊本競輪場での場外車券販売がある限り、全国あらゆる競輪場へと足を運んでおり、年間300日近くの出張はここ10数年のルーティンワークだ。
「あちこち、ガタがきとるが、じっとしていられん性分ったい」と生涯“徹底先行”を貫く気構えだ。
口癖はもっぱら「おぉう、同年代の連中は、みんな定年やら引退やらで現場から離れてしまった」。
66歳を迎えた今もなお、時には2000グラムのステーキをペロリとたいらげ、昼間には甘々なまんじゅうをむさぼり喰い、毎朝約1時間の散歩をノルマと課すなど、ドMともいえるストイックさで心身ともに充実。
鋭い舌鋒も激しさを増すばかりで、e-SHINBUN1、2位の売り上げを誇るマンモス新聞を取り仕切る御大は、まだまだ手綱を緩めずにすべては競輪界発展のためにと健筆をふるっている。
趣味はゴルフで、年に数回の肥後カントリークラブでのラウンドを心待ちにしている。
あとはスーパー銭湯での骨休めは出張先でのハイライト。記念開催中など、競輪場近辺のスーパー銭湯で心地よい表情で湯船につかる武田社長の姿がよく目撃されているほどだ。
ほかにも愛犬の散歩にドラマ鑑賞と幅広く、とくにサスペンスドラマは大のお気に入りで土曜サスペンス劇場や松本清張シリーズは大好物だ。
競輪と共通する『推理』という要素が、御大の胸間を揺さぶるのだ。肥後のエグゼクティブ・武田社長の一挙手一投足から、これからも目が離せない。
見出し
本文
野球のオールスターに競輪のジャパンカップ
松山坊ちゃんスタジアムでプロ野球のオールスターゲームが開催されていたのはつい先日、幾日も空かずに今度は隣接する松山競輪場でジャパンカップか、と、意味ないことをつぶやいた。
野球のオールスターは少数精鋭の一日限りの方が盛りあがると思うけど……競輪のオールスターは……長いっちゃ長いが本音かな。ただ正直この歳になると、六日間の集中なぞあきらめているから、好悪はないに等しい。が、それでも、繋がり繋がっての物語を探している自分もいることはいる。
ジャパンカップの目玉は北津留翼だ。なんたって六割近い勝率が素晴らしい。もちろん対戦相手の違いゆえ一緒くたにはできないけど、S級S班の選手にも優る勝ち星の量産はプロとして最大の魅力である。
人気の北津留翼は消して買う、もしくはそのレースは買わない。過去にわたしはそんな失礼な文章を書きつけたことがある。実際そのくらいあてにならない時期もあった北津留が、二回走れば一度は勝つ。そんな選手に生まれ変わったことをよろこばしく思う。
竹林一彦(たけばやし・かずひこ)
一九五八- 東京生まれ、競輪育ち、予想紙「アオケイ」記者。
町田洋一
元祖・戦う競輪新聞として名を馳せた伝説的専門紙「アカギ」の唯一の残党記者。 現在はアオケイを主戦場に、e-SHINBUNの制作に携わり検車場レポートなどで取材、執筆活動中。
歯に衣を着せぬ激しくとめどない論調は、ファンが知りたい部分を包み隠さず伝えたいと言う想いから。 前橋の昼間の中継では硬派に解説し、ミッドナイトでは緩くニコニコ動画のいじられキャラを演じる。
打倒ヤマコウがモットーなのか!?
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